
女性が主演の海外ドラマを観たい!



女性におすすめの海外ドラマを知りたい!
そう思った方は多いのではないでしょうか?
たしかに、近年、女性が主演を務める海外ドラマが増えてきていますよね。
そこで、この記事では女性主演の海外ドラマが人気の3つの理由、そしておすすめの作品3選をご紹介します!
女性主演の海外ドラマが人気の3つの理由!
女性が主演を務める作品が人気の理由を調べたところ、以下の理由があることが分かりました。
- 男性では表現しにくい繊細な感情や心理状態を表現できる
- 女性視点から社会を見つめ直し、新しい視点を提供することで面白さや深みがでる
- 女性にとって自己投影の対象となりやすく共感しやすい
それぞれ詳しく説明していきます。
男性では表現しにくい繊細な感情や心理状態を表現できる
女性が主演を務める作品が人気の理由の一つ目は…
男性では表現しにくい繊細な感情や心理状態を表現できるからです!
基本的に女性は男性に比べて繊細な感情や心理状態を表現する能力に長けており、さらに演技の訓練を通じて、役の感情を深く理解し、それを身体や声、表情で表現する技術を磨きます。
例えば、感情に合わせて声のトーンやリズムを変え、役の感情を表現したり、“目は口ほどに物を言う”という言葉があるように口だけ笑って目が笑っていなかったりと表現力が高いことが分かります。
そのため、女性の本来の表現力の高さと演技の訓練を通じて身につけた技術力は、多くの視聴者から「男性では表現しにくい繊細な感情や心理状態を表現できる」と高く評価されることが多いようです。
女性視点から社会を見つめ直し、新しい視点を提供することで面白さや深みがでる
女性が主演を務める作品が人気の理由の二つ目は…
女性視点から社会を見つめ直し、新しい視点を提供することで面白さや深みがでるからです!
基本的に女性と男性の視点では、物事の捉え方とコミュニケーションの目的が違います。
物事の捉え方に関して、女性は細部から観察し全体像を把握する傾向があるのに対して、男性は全体像を把握してから細部を把握する傾向があります。
コミュニケーションに関して、女性は感情を共有することを重視する傾向があるのに対して、男性は情報を共有することを重視する傾向があります。
こうした視点の違いから女性を主役とした作品では、現代社会におけるジェンダー問題や多様性、女性が直面する問題などをテーマすることで、より人間らしい葛藤を描くことができます.
そのため、女性が主役の海外ドラマは、多くの視聴者から「女性視点から社会を見つめ直し、新しい視点を提供することで面白さや深みがでる」と評価され、近年、人気が増加しているらしいです。
女性にとって自己投影の対象となりやすく共感しやすい
女性が主演を務める作品が人気の理由の三つ目は…
女性にとって自己投影の対象となりやすく共感しやすいからです!
基本的に女性が主役の作品と男性が主役の作品だと視聴するときの思考が違います。
女性が主役の作品では、女性視点で物語が進んでいくため、自分の感情や経験に基づいて物事を捉える主観的思考になる傾向にあります。
対して、男性が主役の作品では、男性視点で物語が進んでいくため、事実や客観的な情報に基づいて物事を捉える客観的思考になる傾向にあります。
主観的思考と客観的思考は自己投影のしやすさに影響する重要な要素です。自己投影とは自分の感情や欲求などを無意識のうちに他者や外部の状況に当てはめてしまう現象で、内面的要素と結びつきが強いことが分かります。
つまり、女性が主役の作品の方が、自己投影が起きる可能性が高いということです。
そのため、女性が主役の海外ドラマは、多くの視聴者から「女性にとって自己投影の対象となりやすく共感しやすい」と評価され、支持されることが多いようです。
おすすめ作品3選を紹介!
①ウェントワース女子刑務所(全8シーズン)


この作品は2013年から2022年(8シーズン)まで放送されました。また、この作品は1979年から1986年まで放送されたテレビドラマ『Prisoner: Cell Block H(英語版)』のリメイク作品になります。
あらすじ
主婦のビー・スミスは、DV夫への殺人未遂の容疑でウェントワース女性刑務所に収監されることになりました。
刑務所内は、独自の社会が確立されており、外の世界の常識がまったく通用しない場所でした。
ビーは最愛の娘と再会することを励みに、刑務所での生活を乗り越えようと決意するという物語です。
登場人物およびキャスト
ビー・スミス(キャスト:ダニエル・コーマック/日本語吹き替え:藤貴子)
本作の主人公。DV夫の殺人未遂の容疑で刑務所に収監された。
物語が進むにつれて、刑務所内で成り上がっていく。
フランチェスカ・”フランキー”・ドイル (キャスト:ニコール・ダ・シルバ/日本語吹き替え:森千晃)
刑務所内のボス的存在。過去にトラウマを持っているが仲間思いな人物である。
ジャックスと対立関係にある。
ジャクリーヌ・”ジャックス”・ホルト(キャスト:クリス・マクアイド/日本語吹き替え:伊沢磨紀)
刑務所内の元ボス。フランキーと対立関係にある。
ビーが台頭しボスになるのを恐れていじめる。
エリザベス・”リズ”・バーズワース(キャスト:セリア・アイルランド/日本語吹き替え:有賀由樹子)
チームフランキーの一員でとても面倒見が良い女性。刑務所内では世話役を任される。
完璧主義がゆえに自暴自棄に陥りやすい。アルコール依存症の治療中。
スー・”ブーマー”・ジェンキンス(キャスト:カトリーナ・ミローズビック/日本語吹き替え:八百屋杏)
チームフランキーの一員でフランキーの親友であり用心棒。体が大きく乱闘時では最前線に出る。
ヴェラ・ベネット (キャスト:ケイト・アトキンソン/日本語吹き替え:仲村かおり)
ウェントワースの看守の一人。真面目で仕事一筋で生きてきた。
幼いころから母親に暴言を吐かれて育ったため自身が持てずにいる。
ウィル・ジャクソン(キャスト:ロビー・マガシヴァ/日本語吹き替え:中村章吾)
ウェントワースの看守の一人。作中でのある事件がきっかけで、それまでの温和な性格とは裏腹に、家に引篭り、酒やコカインに溺れて現実逃避をしてしまう。
見どころ
この作品の見どころは二つあります。
見どころ一つ目は、囚人たちの人間関係の変化です。
刑務所内では、独自の社会が確立されているので、賄賂やドラッグ売買などはっきり言って何でもありです。いかに有利な立場を築けるかというのが鍵になってきます。
そのため、各々葛藤がありながら、カリスマ性のある人物に従ったり、昨日まで仲間だった人物を裏切ったりなど人間関係が頻繁に変化することが見どころです。
見どころ二つ目は各キャラクターの設定です。
この作品は個性的なキャラクターが多く、各々が主人公でもおかしくないくらい各自の背景や心理が丁寧に描かれています。また、どんな理由があって刑務所に入ってしまったのかなども描かれているので感情移入しやすいです。
②ハンドメイズ・テイル/侍女の物語(全6シーズン)


この作品は2017年に放送開始し、2025年夏にファイナルシーズン(6シーズン)が配信決定しています。
あらすじ
環境汚染によって不妊問題が深刻化したアメリカは、ギレアドという名の全体主義的神政国家に姿を変えていた。 そこでは妊娠可能な女性たちは「侍女」として、元の生活や名前を奪われ上流階級の男性に文字通り身体を捧げなければならない。
主人公のジューン・オズボーンは夫と娘と引き離されて、ギレアドの司令官の一人フレッド・ウォータフォードの侍女となりその名を「オブフレッド」とされた。
過酷な状況下で自由を奪われ、逃げることのできない恐怖と不安の中、娘を取り戻したいと固く決意し生き抜いていくという物語です。
登場人物およびキャスト
ジューン・オズボーン / オブフレッド(キャスト:エリザベス・モス/本名陽子)
本作の主人公。夫と娘と引き離され、ウォーターフォード家に仕える侍女となり、オブフレッドという名になった。
娘を取り戻したい一心で、過酷な状況下で生き抜く決心をした。
フレッド・ウォーターフォード(キャスト:ジョセフ・ファインズ/咲野俊介)
ギレアド共和国の高官、オブフレッドの主人。
セリーナ・ジョイ・ウォーターフォード(キャスト:イヴォンヌ・ストラホフスキー/園崎未恵)
フレッドの妻。母親になることを望んでいる。オブフレッドに強くあたる。
エミリー / オブグレン(キャスト:アレクシス・ブレデル/鷄冠井美智子)
オブフレッドの買い物時のパートナーで侍女。同性愛者である。
ジャニーン / オブウォレン (キャスト:マデリーン・ブルーワー/清水理沙)
訓練センターでのオブフレッドの友人の侍女。反抗的な態度をとったため罰として片目を奪われる。
リディア(キャスト:アン・ダウド/片岡富枝)
選ばれた女性を侍女として教育し、厳しく管理する立場の人物。
ニック・ブレイン(キャスト:マックス・ミンゲラ/木村昴)
フレッドの運転手、実は裏の顔がある。
見どころ
この作品の見どころは二つあります。
見どころ一つ目は、女性達の強さです。
作中では、女性は虐げられ普通に生きる権利を奪われる恐ろしい世界観が描かれる一方で、その状況に屈しない女性達の精神、生命力の強さが描かれています。
理不尽な世界で生き抜いていくオブフレッドをはじめとした侍女達の姿は希望と生命力の象徴になり、視聴者の緊張感と感情移入を深めてい。
見どころ二つ目は主演のエリザベス・モスの演技です。
エリザベス・モスの迫真の演技と内面的な意志や眼差しの強さは、作中の懸命に生きていくオブフレッドの強さと重なり見ごたえがあり、この作品の大きな魅力にもなっています。
③SUPERGIRL/スーパーガール(全6シーズン)


この作品は2015年から2021年(6シーズン)まで放送されました。
あらすじ
ナショナルシティのマスメディア会社で働くカーラ・ダンバースは、今は無きクリプトン星の生き残りのカーラ・ゾー=エルということを隠して生きている。
13歳だったカーラは当時赤ん坊だった従弟のカル=エルとは別の船で崩壊するクリプトン星から脱出するが、カーラが乗る船は進路から外れてしまい時間の止まった空間に迷いこんでしまう。カーラはその空間で24年間眠り続け、地球に到着した時にはカル=エルはスーパーマンと呼ばれる人物に成長していた。
以来、カーラは従弟と同じ力を隠して生きてきた。だがある日、血こそ繋がっていないが大切な姉に当たるアレックスが飛行機事故に巻き込まれ、必死の想いで力を解放し、飛行機の乗客たちを救ったカーラは、もっと力を人々の役に立てようと決意した。
アレックスが所属する政府機関と協力しつつ、スーパーガールとして危険なエイリアンを始めとする様々な脅威と対峙していくという物語です。
登場人物およびキャスト
カーラ・ゾー=エル/ カーラ・ダンバース (キャスト:メリッサ・ベノイスト/小松未可子)
本作の主人公でスーパーマン(カル=エル)の従姉。
カル=エルの手引きでダンバース夫妻に引き取られ、普通の女の子として成長する。
地球を救いたいと新米スーパーヒーローとなるが、経験不足から能力を活かしきれない場面もある。
アレックス・ダンバース / センチネル (キャスト:カイラー・リー/樋口あかり)
ダンバース夫妻の実の娘でカーラの義理の姉で地球人。
DEO(特異生物対策局)の優秀な捜査官で、地球を救う使命があるとカーラを励ます。
カーラの武術の訓練なども担当してしている。
ジョン・ジョーンズ / マーシャン・マンハンター(キャスト:デヴィッド・ヘアウッド/広瀬彰勇)
DEOの長官でアレックスの上司。スーパーマンとも面識がある。
ヘンショウに化けているが、火星人の最後の生き残り。
アレックスの父に2人の娘を守ると約束し、それを果たそうとする。
ジェームズ・オルセン / ガーディアン (キャスト:メカード・ブルックス/田村真)
愛称は「ジミー」。元デイリー・プラネット社のカメラマンでスーパーマンの友達。
スーパーマンに頼まれて、カーラを見守るためにやって来た。
ルーシーと付き合っているが、カーラのことも気になっている。
ウィン・ショット / コンピューター・ラッド(キャスト:ジェレミー・ジョーダン/小林親弘)
本名は「ウィンスロー・ショット・ジュニア」。カーラの同僚でITエンジニア。
カーラが一番に正体を明かし、スーツ作りにも協力する。
スーパーガールになる前からカーラに思いを抱いている。
キャット・グラント(キャリスタ・フロックハート/宮島依里)
キャットコー・メディアのCEOでカーラの上司。
突如現れた女性ヒーロー(カーラ)をスーパーガールと名付けた張本人。
元デイリープラネット社の記者でキャリアを築き、会社を立ち上げた。
見どころ
この作品の見どころは二つあります。
見どころ一つ目は、カーラのヒーローとして成長です。
カーラは元々スーパーマンのも劣らない能力を持っていますが、最初はそれをうまく使いこなせませんでした。しかし、物語を通して様々な出来事を経験し、カーラが成長していく姿が描かれています。
見どころ二つ目はカーラの人間としての成長です。
カーラはスーパーヒーローとして活躍する一方で、マスメディア会社でアシスタント業務をこなしていくのですが、本当にやりたいことは何かと考えるようになります。そして物語を通して「何か」が降ってくるのを待つのではなく、自分で「何か」を掴むために動き出すカーラの姿勢は、視聴者に勇気を与えると感じました。
まとめ
この記事では、女性が主演を務める海外ドラマが人気の3つの理由とおすすめ作品3選を紹介しました。
人気の理由は「女性の表現力の高さ」「女性視点を提供」「自己投影のしやすさ」などより作品に深みを出す要素ばかりでした。個人的に視点を変えるというのが作品の人気を増加させるのに重要になると感じました。
これを機に読んでいただいた皆様にも、紹介した作品を観ていただけたら嬉しいです。
他にも海外ドラマをまとめた記事があるので興味のある方はそちらも読んでいただけると幸いです。
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