
京アニはなぜ評価されるのだろう?
こう思った方は多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では京都アニメーションが評価されるの3つの理由、そしてオススメ作品3選をご紹介します!
京都アニメーションが評価される3つの理由!
京都アニメーションが評価される理由を調べたところ、以下の理由があることが分かりました。
- アニメーションの品質の高さ
- 人間ドラマが丁寧に描かれている
- 業界の伝統を尊重する姿勢
それぞれ詳しく説明していきます。
アニメーションの品質の高さ
京都アニメーションが評価される理由の一つ目は…
アニメーションの品質の高さです。
基本的に大手のアニメーション会社は年間に何作品も制作するため、海外のアニメーターに外注することが多いです。
対して京アニは中小企業であるため、年間に制作する本数も少なく自社と関係会社のみで作品を制作でき、外注に頼ることがほぼないということが大きいです。また、京アニは自社でアニメーターの教育も行っているため、京アニが求める品質を維持できるということも理由のひとつです。
つまり、外注が多いと進捗状況が見えにくく制作進行にブレが出るため、品質が維持しにくいということになります。
結果として京アニは多くことを自社でこなしているため、ひとつの作品に使える製作費が多く、高品質を維持できるという仕組みになっています。
そのため、京都アニメーションが手掛ける作品は、多くの視聴者から「アニメーションの品質の高さ」を評価されることが多いようです。
人間ドラマが丁寧に描かれている
京都アニメーションが評価される理由のニつ目は…
人間ドラマが丁寧に描かれているです。
基本的に人間ドラマ作品は人間関係や感情の描写に深く共感し、感動できると評価される一方で、展開の緩慢さや日常的な出来事の繰り返しを退屈に感じると評価されることもあります。
アニメにおいて人間ドラマは明確な対立構造を構築しにくい傾向があり、より繊細な描写が必要となるため、制作の難易度が高まります。
また、実写にくらべて正確な雰囲気や空気感を伝えるのが難しく、人物の表情や動作の表現が、抽象的になりがちです。
その点、京アニはキャラクターの成長と変化の繊細な描写と高品質なアニメーションさらに物語に合う音楽を合わせることで人間ドラマのデメリットの部分を感じさせません。
そのため、京都アニメーションの作品は、多くの視聴者から「人間ドラマが丁寧に描かれている」と評価されることが多いようです。
業界の伝統を尊重する姿勢
京都アニメーションが評価される理由の三つ目は…
業界の伝統を尊重する姿勢です。
アニメ業界に問わず、世の中は技術は日々進化しています。伝統を尊重するということは、これまでの技術や文化などの根源を理解し継承していくことを意味しています。
アニメ業界に関しては、手書きのアニメーションと現代技術を融合させて、過去の作品をリスペクトしつつ、作品の文化を大切にすることでアニメ業界を発展させ貢献していくことだと思います。
京アニは高度な職人的技術と、ものづくりへのストイックな精神を大切にしています。そして「人づくりが作品作り」という理念のもと、正社員化を進め、アニメーターの働きやすさを向上させ、モチベーションとクオリティを維持しています。
結果として、京アニは伝統的な技術を継承し、新しい技術や手法を導入することで、現在もアニメーションが進化を続け、より効率的な制作が可能になり、表現の幅も広がっています。
そのため、京都アニメーションは、多くの視聴者から「業界の伝統を尊重する姿勢」が評価されています。
オススメ作品3選紹介!
①涼宮ハルヒの憂鬱


あらすじ
「ただの人間には興味ありません!」
高校に入学したばかりのキョンは、突飛な言動を繰り返す不思議な少女・涼宮ハルヒに出会う。
ハルヒは「宇宙人や未来人、超能力者」を探し出し、彼らと出会うことで「ありえない日常」を送りたいと願っていた。成り行きでハルヒが設立した部活「SOS団(世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団)」に、キョンは半ば強制的に入部させられる。
しかし、SOS団のメンバーである古泉一樹は超能力者、長門有希は宇宙人、朝比奈みくるは未来人だった。ハルヒは自覚がないながらも、その強大な力で周囲の現実を歪めてしまい、キョンたちは次々と奇妙な事件に巻き込まれていくことになる。
普通の高校生であるキョンは、ハルヒの気まぐれに振り回されながらも、非日常的な出来事に翻弄される日々を送る羽目になるという物語です。
登場人物
キョン(CV:杉田 智和)
本作品の主人公でありごく普通の男子高校生。ハルヒに強引にSOS団に引き込まれる。
基本的にツッコミ役にまわることが多い。
涼宮 ハルヒ(CV:平野 綾)
本作のヒロインでSOS団の団長を務める、奇想天外な言動で周囲を巻き込む女子高生。
多彩な才能を持っており、キョン曰く「性格以外は欠点は無い」。
長門 有希(CV:茅原 実里)
SOS団のメンバーで無口な文芸部員。その正体は情報統合思念体と呼ばれる高次元情報生命体の端末。
朝比奈 みくる(CV:後藤 邑子)
SOS団のメンバーでおっとりとした性格の先輩。未来人としての顔を持つ。
古泉 一樹(CV:小野 大輔)
SOS団のメンバーで常に笑顔を絶やさない謎の転校生。超能力を持つ「機関」と呼ばれる組織の一員。
見どころ
この作品の見どころは二つあります。
見どころ一つ目は、魅力的なキャラクターです。
この作品は、おもににSOS団の掛け合いが物語の主体となっております。
自己中心的で破天荒なハルヒ、クールで無口な長門、いつも笑顔で謎めいた古泉、ドジっ娘で可愛いみくる、そしてツッコミ役のキョン。このキャラクター達の掛け合いはコミカルでもあり、シリアスでもあり視聴者を引き付ける魅力のひとつです。
見どころ二つ目は、予想不能なストーリーと斬新な演出です。
作中で起こる事件は、たいていハルヒの突拍子のない思いつきから始まります。予想能な方向へと話が進んでいくので、視聴者は「次は一体何が起こるんだ?」というワクワク感を味わえます。
また、時間軸が入れ替わったり、同じエピソードが違う視点で繰り返されるなど、実験的な演出が話題を呼びました。特に有名な「エンドレスエイト」は賛否両論がありましたが、その挑戦的な姿勢はアニメ史に残るものでした。
これらの要素が絡み合い「涼宮ハルヒの憂鬱」は、唯一無二の魅力を放つアニメ作品となっています。
②けいおん!


あらすじ
廃部寸前の桜が丘女子高等学校軽音部に、平沢唯が「軽音部」という響きに惹かれて入部するところから物語は始まる。
部にはすでにドラム担当の田井中律、ベース担当の秋山澪、キーボード担当の琴吹紬の3人がいた。
唯は、音楽の知識や演奏経験が皆無の初心者であり、最初は軽音楽を簡単な「軽い音楽」と勘違いしており、一度は実情を知って入部を辞退しかけたが、、律たちの演奏を聴き、心を動かされてギターを始める決意をする。
こうして4人となった軽音部は「放課後ティータイム」を結成し、唯のギター購入から始まり、練習、夏合宿、そして学園祭での初めてのライブに向けて活動を始めるという物語です。
登場人物
平沢 唯(CV:豊崎 愛生)
本作の主人公で放課後ティータイムのギター担当。初心者ながらも音楽を楽しむ。
天然でドジっ娘気質。普段はのんびり屋で温厚だが自分の好みやこだわりに関しては神経過敏な面もある。
秋山 澪(CV:日笠 陽子)
放課後ティータイムのベース担当。恥ずかしがり屋でクールな一面もあるが、音楽に対して真摯。
人前に出るのが苦手なため、ライブの前は極度に緊張して動揺する。
田井中 律(CV:佐藤 聡美)
放課後ティータイムのドラム担当で部長を務める。明るく活発なムードメーカーだが、周囲への細やかな気配りも忘れず、軽音部のことをきちんと考える部長らしい一面も見せる。
琴吹 紬(CV:寿 美菜子)
放課後ティータイムのキーボード担当。半円状の太い眉毛が特徴であり、大企業の社長令嬢で家には執事がおり、各地に別荘を所有する。基本的にお嬢様らしい丁寧な言葉遣いである。
中野 梓(CV:竹達 彩奈)
唯たちが2年生のときに放課後ティータイムに入部した後輩でギター担当。
真面目な性格で澪と並び、軽音部の緩い雰囲気を引き締める常識人。しかし、毎回緩い雰囲気に呑まれてしまう。
見どころ
この作品の見どころは二つあります。
見どころ一つ目は、軽音部の日常です。
タイトルからして演奏がメインのアニメなのだろうと考えてしまいますが、練習風景だけでなく、部室でのお茶やお菓子、他愛ない会話など、彼女たちのゆるやかな日常が丁寧に描かれています。
そこが視聴者の癒しにもなっており作品の魅力のひとつでもあります。
見どころ二つ目は、唯の成長と初めての学園祭ライブです。
ギター初心者の唯が、周りの支えを受けながらも、ひたむきに練習を重ね、少しずつ上達していく姿は感動的です。
そして、終盤には その集大成の場といっていい学園祭ライブがあり、緊張しながらも、一生懸命に演奏する「放課後ティータイム」の初ライブシーンは、最高のクライマックスでした。
これらの要素が絡み合い「けいおん!」は、可愛いキャラクターたちの日常と、彼女たちが奏でる音楽を通して、青春のきらめきを描いた作品になっています。
③境界の彼方


あらすじ
高校2年生の神原秋人は、ある日、学校の屋上で今にも飛び降りそうな1年生の栗山未来と出会う。
未来は、異形のものである「妖夢」を狩ることを生業とする「異能の血」を持つ一族の末裔で、その特異な能力ゆえに孤立していた。
一方、秋人は人間と妖夢のハーフであり不死身の体を持っている。
ひょんなことから出会った二人は、奇妙な関係を築き始める。未来は秋人を妖夢と認識して執拗に命を狙うが、不死身の秋人には効果がない。
次第に未来は秋人に心を開き始め、二人は互いの孤独を埋め合うように惹かれ合っていく。
そんな中、町では人々の負の感情から生まれる強力な妖夢「境界の彼方」が出現の兆しを見せ始める。秋人と未来、そして彼らを取り巻く人々の運命は、「境界の彼方」の出現によって大きく揺れ動いていくことになるという物語です。
登場人物
栗山 未来(CV:種田 梨沙)
本作のヒロインで血を操る能力を持つ呪われた血筋の少女。常に赤い眼鏡をかけている。
普段は間の抜けた性格をしているが、戦闘時は冷静沈着な一面を見せる。
神原 秋人(CV:KENN)
本作の主人公で不死身の体を持つ半妖の少年。文学好きで自他共に認める大の眼鏡フェチ。
不死身という特性を持つが、正確には常人なら死に至る負傷から死なずに再生できるだけであり、それ相応の痛みは生じる。
名瀬 美月(CV:茅原 実里)
大地主である名瀬家の次女で、容姿端麗でクールな性格。
名瀬 博臣(CV:鈴木 達央)
大地主である名瀬家の長男で、美月の兄。妹思いで常にマフラーを巻いている。
新堂 彩華(CV:進藤 尚美)
写真館および喫茶店の経営者である。落ち着いた雰囲気の女性で、どこかミステリアスな雰囲気を漂わせている。妖夢に関する知識も豊富で、秋人たちに助言を与えることもある。
見どころ
この作品の見どころは二つあります。
見どころ一つ目は、美しい映像とアクションです。
京アニによる、美しい背景描写と血を操る未来の独特な戦闘シーンは必見です。
特に、未来の血の剣や秋人の妖夢としての力が発現する際の描写は、美しさと迫力があってとても魅力的です。
見どころ二つ目は、切なくも温かい人間ドラマです。
この作品は孤独を抱える未来と不死身であるがゆえに心の痛みを抱える秋人の不器用ながらも惹かれ合う二人の姿は、視聴者の心を締め付けます。
また、秋人を取り巻く個性豊かなキャラクターたちとの人間関係も、物語に深みを出しています。
これらの要素が絡み合い「境界の彼方」は、独特な世界観に浸れる見応えのある作品になっています。
まとめ
この記事では、京都アニメーションが評価されるの3つの理由、オススメ作品3選をを紹介しました。
評価される理由は「アニメーションの品質の高さ」「人間ドラマが丁寧に描かれている」「業界の伝統を尊重する姿勢」でどれも高い評価を得るには不可欠な要素でした。個人的には伝統を尊重する姿勢が新しいものを生み出すことに重要だと感じました。
これを機に読んでいただいた皆様にも、京都アニメーションの作品を観ていただけたら嬉しいです。
他にもアニメをまとめた記事があるので興味のある方はそちらも読んでいただけると幸いです。
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